今日は17:00から参議院議員会館にて公明党女性局主催「女性防災会議(有識者からのヒアリング)」が行なわれました
今日の講師は田端八重子さん、もりおか女性センター長
テーマ「震災と女性 3.11から見えてきたもの」です
開会後のあいさつは井上義久幹事長
ご自身が発災直後から被災地に入り、震災にあわれた方々のお声を紹介
その中で、特に介護・障がい者などに関わるのは女性
それだけに女性の視点が大切であると述べられました
田端さんのお話はご自身が体験され、行動し、得られた結論について
まず、盛岡市の位置から、東北3県、青森・秋田・岩手、これのどこに位置するか正確に答えられるひとは3割とか
盛岡市から宮古市、大槌町、釜石市へは北上山系の関係で100km
2時間半はゆうに要する状況で、往復のガソリンが確保できない間はいくこともできなかったと・・・
岩手は広く、東京都の7倍の面積があるそうですよ びっくり
避難所の運営訓練をするなら、その場所、体育館なりの舞台にたってシュミレーションが必要と
そこから、全体が見渡せ、ペットの問題、仕切りの問題がわかる、とも・・・
避難所の状況のきびしさを語られるとシーンとしてしまいます
避難所の中のジェンダー・・・「仕切りがほしい」という女性・・・なぜ???
朝、起きて横をみたら、全然知らない男性の顔があった
仕切りのない避難所では、プライバシーが確保できません
場所により、ハード面での避難所格差が大きかった現実・・・
仕切り・授乳室・更衣室・談話室、どれも自分の身内の立場にたてば男性でも理解できるはず
たしかにそうです、いくら非常時とはいえ、一歩、立場を置き換えてみる余裕が必要
発災後は支援の中心となるべき行政職員も同じ被災者
これも立場の置き換えが必要、罵声を浴びせるなんてもってのほか・・・
みんながある日突然、「日常」から「非日常」におかれる
人の力の回復は「非日常」→「日常」への移行
もし、100人避難者がいるところにおにぎりが60個きたら、どうするか???
1)行政の人なら、公正公平な配分として、全員に行き渡らないと判断し配分しない
2)でも、本当にそのおにぎりを活かすなら、みんなで3食分で均等になるように配分すればよい
あたりまえのことが、行なわれない現実
あまりにも生々しい話ですが、そう思えるわたしたちは話として聴いているので冷静に判断できるからかもしれません
そのためにも、いざというときのための備え・そして訓練が必要
そしてそこには、女性の細やかな視点が重要である、とのお話
あまりの熱弁に予定時間を大幅に超過
でも、大事なお話を聴かせていただき、勉強になりました
施策を決めていく「意思決定機関」に女性がいないと高齢者・子ども・女性の声が反映されません
今日参加した120名を超える公明党の女性地方議員がこの視点をもって、各自の自治体で声をあげなくてはいけません
大事な一人ひとりをまもるために、公明党の女性議員は行動します
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