京都認知症対策と地域福祉
今日は台風の影響で昼前から雨
夜には、多摩北部にも大雨・洪水・暴風警報がでました
10年に1回の大きさの台風だそうです
被害のでないことを祈ります
先週、京都に認知症対策の視察にいきました
●認知症総合対策推進プロジェクトについて
京都地域包括ケア推進機構を訪問
京都式オレンジプランは視察当日の午前にプレス発表
「昨日でしたら、この冊子はお渡しできませんでした~」との担当者の初めの言葉
ラッキー
軽度認知機能障害(MCI)を含め、京都府内には約17万人の認知症患者さんがいらっしゃる状況
今後、5年で認知症の方とそのご家族が、必要なときに十分な医療や介護のサービスを享受でき、孤立せず個人の尊厳が十分に尊重され、適切な居場所を行き来でき、安心して住み慣れた地域で暮らし続けることができる社会をめざす・・・それが京都式オレンジプラン
1.すべての人が認知症のことを正しく理解する
2.「予防・初期~ターミナル期」までとぎれない認知症の医療・介護の仕組み作り
3.認知症の人、家族と地域を支える人材の育成
これが3つの視点
医師会が立ち上がり、行政、介護、39団体が構成団体となっている
認知症カフェも府内14市町村が実施
大変、勉強になる総合対策でした
そしてもう1か所
オレンジプランを実際に活かして活動する団体です
南区の高齢福祉分野の事業所の有志でつくるネットワーク。認知症の方も住みやすい地域をめざし、相談窓口の設置や、認知症の講座の開催に奔走
認知症サポーター養成講座を保育園、小中高にまで出前講座開催
その数、全市で1番!
また、認知症の相談窓口を区内64か所に設置
行政や包括支援センターだけでなく、福祉事業所、介護事業所も相談窓口に
写真のような、南区認知症あんしんmapも作成してます
地域に福祉の手をさしのべる活動、すばらしいです
事務局を特別養護老人ホームの十条ビハーラが担っています
これぞ地域福祉、行政に先んじて行動される姿に感銘
人材不足が危惧される福祉の世界、でも希望があります
人材は育てるもの、ともに育つもの
それを体現されていることを多くの方に伝えたいですね
実りある京都の認知症対策の視察2件でした
駆け足の京都、収穫大なり~
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